カードローン審査に通らない人はどんな人?原因と対策法を紹介
カードローンを申し込んでみたいと思っても、審査に通るか不安になりますよね。ネットで調べてみたら「審査に落ちた」「審査が厳しい」という口コミも少なくありません。
ただ、カードローンの審査に通らない人には必ず理由があります。
その理由にあてはまらず、適切な申し込みかたをすれば審査の通過率はぐっと上がりますよ。
審査に通らない主な原因や通りやすくなるコツ、そして初心者でも申し込みやすいおすすめのカードローンについてご紹介します。
目次
カードローンの審査に落ちる理由は?抑えておきたい主な原因
まだ申し込んだことがないからこそ、抑えておきたい「審査に通らない原因」。先に理解しておけば適切な申し込みに繋げられます。確実な借入の可能性を上げるため、まずは審査に通らない原因を把握しておきましょう。
審査に通らない人には共通点があります。以下のことについて考えてみてください。
- 適当な申し込みかたをした
- 必要な書類が不足していた
- 各カードローン会社の審査基準に合わなかった
まず、申し込みかたが適当な人は信用されません。規定の申込書に入力ミスや誤字脱字があったり、「面倒だから適当でいいや」という気持ちが分かるような雑な申込書が届けば、「いい加減な人だ」と判断されます。
お金の貸借を生業にしているカードローン会社は、いい加減な人を嫌います。担保も保証人もいらないカードローン商品だからこそ、本人の信用が大切なのです。いい加減な人を信用することはできませんよね。
必要な書類が足りているかどうかも大切な判断要素です。申込者全員が必ず提出する本人確認証、必要な人が提出を求められる収入証明書、申し込みのときには一緒に送付するものです。
しかしこの書類が不足していたり、あるいはカードローン会社が指定している種類と異なるものが送られてくると、それだけで書類不備として審査に通ることができなくなります。
カードローン会社の審査の基準って?
カードローン会社には、それぞれの審査基準があります。詳細を明らかにしている会社はほとんどありませんが、おおむね以下のような審査基準があると考えられています。
項目 | 内容 |
---|---|
勤務や収入 | 勤務先、勤続年数、就労形態 |
家や家族の環境 | 住宅ローンや扶養家族の有無 |
他社からの借入 | あれば借入残高の多寡 |
信用情報 | 過去の金融商品の利用状況 |
これらの項目をさらに細分化してチェックされます。
勤務や収入は貸したお金を返せるかどうか、もっとも重要な項目です。無職の人なら99%がここで審査落ちが決定するでしょう。無職で不労所得があっても証明しにくいため、あまり考慮されません。
就労形態は正規雇用者、非正規雇用者の部分をチェックされます。どちらでも条件を満たせば審査に通過できますが、利用限度額を決定するときに使われる情報です。
家や家族についてもチェックされます。住宅ローンや扶養家族の有無は、収入のどれくらいを返済に回せるかという判断の指針になるためです。なお、どちらも「有」だとしても、それだけで審査に落ちることはありません。
他社からの借入は非常に重要です。とくに数社からすでに借入をしている人は要注意でしょう。返済能力を超えた借入をしてしまう可能性があるためです。
そのような状態になる可能性がある人が審査に通ることは難しく、あえなく審査落ちになります。「審査に落ちた」という人は、この状況になっていることも少なくありません。
ではそのような状態はどこで判明するかというと、信用情報機関での情報参照です。これは「過去の金融商品の利用履歴」をチェックする審査過程です。ここにかんばしくない記録が残っていると、審査に悪影響が出ます。
審査に落ちる人はこのいずれかの基準を満たしていない可能性が大変高い状況です。もしも心当たりがあるのなら、カードローンの申し込みを控えてみるのも賢い選択です。
「過去に審査に落ちている」という記録は、思った以上に審査に悪影響をおよぼします。「あの商品の審査に通らなかったのか、じゃあ信用するのは難しいな」と思われてしまいかねません。
このようなことを踏まえて、「この基準に達さないから審査に通らないかもしれない」と感じたときには申し込みを控えるか、申し込み前にカードローン会社に相談してみると良いでしょう。
ちょっと待った!複数の同時申し込みは避けるべき
初心者ならではの気安さで、複数のカードローン会社に同時に申し込みをしてみようと考えている人はいませんか?それはやめておきましょう。ほぼ確実に審査に落ちてしまいます。
- 同時期の複数申し込みは避ける
- 申し込むなら1社だけにする
なぜ同時期の複数申し込みは避けるべきなのでしょうか。それは前述の信用情報に関係しています。
申し込みをすると、「申し込みをした」という情報が信用情報機関に登録されます。複数申し込みはほかのカードローン会社もほぼ同時期に審査をおこなうことになるため、この情報が重複します。
申込者本人にはそんなつもりがなかったのに、カードローン会社にこのような印象を持たれると審査の通過確率が下がります。そして「審査落ち」という情報が記録されることにも繋がりますので、良いことは何もありません。
審査に通りやすくなるコツは?下準備で不安要素を消す!
過去に金融商品の関係でマイナス行動をしていなければ、カードローンの審査をそれほど心配することはありません。ただ、ちょっとしたコツで審査の通過確率が上がります。その点をチェックしておきましょう。
申込書と証明書類は確実に!
申込書と必要な証明書類は、確実な用意をおこないましょう。ここでミスをすればそれだけで審査落ちの可能性が高くなります。
- 申込書の誤字・脱字・記載漏れは絶対に気を付ける
- 必要な証明書類は申し込み前に用意しておく
- 証明書類として使える書類を確実に用意する
申込書の誤字・脱字・記載漏れは、それだけで「虚偽の情報を送った」と判断されかねません。本人としてはうっかりしたミスだと思っても、審査はそのような細かい点を重視します。
必要な証明書類は早めに準備をしておきましょう。申込書の記載を始める前にしておくとスムーズです。本人確認証、必要であれば収入証明書がそれにあたります。
また、証明書類には各カードローン会社で使えるもの、使えないものが指定されています。公式サイトに必ず書かれていますので、早い段階でチェックしておきましょう。
収入証明書は必ずしも全員提出する必要はありません。借入希望額が50万円を超える人、または今回の借入と他社借入残高を合わせると100万円を超える人が対象です。
ただし場合によってはほかの理由でも提出を求められることがあります。カードローン会社から連絡が来たら、できるだけ早めに提出しましょう。速やかな対応も信用を測る大切な要素になります。
カードローンを使ったことがなくても信用情報に注意
「過去にカードローンを使ったことがないから信用情報は大丈夫、絶対平気!」という確信があっても、実は人によっては思わぬ落とし穴があります。
- 携帯電話の支払いを滞らせたことがある
- 携帯電話の支払い遅れが原因で強制解約になったことがある
- 奨学金の返済を滞らせたことがある
携帯電話関連、奨学金関連に関しては、カードローンのようなタイプの借入と毛色が違うのでうっかり忘れがちかもしれません。でも実は、いずれも信用情報機関に登録されるタイプの金融情報なのです。
携帯電話の支払いに本体の分割払い料金を含んでいる人はとくに要注意です。これは「携帯電話本体を割賦契約で購入した」という意味であり、要はショッピングローンであるということです。
ショッピングローンは信販会社が取り扱います。信販会社は信用情報機関に情報登録をするため、もしこの種の支払いが遅れればその情報が登録される結果に繋がります。
あまりにも携帯電話料金の支払い状況が悪く、強制解約になってしまう人もたまにいるようです。その情報は最悪の扱いで、金銭の信用が一気に地に落ちると考えておくべきでしょう。もちろん信用情報機関に登録されます。
奨学金についても注意しておきましょう。奨学金はもちろん割賦契約やカードローンのようなタイプの借入ではありません。ただ、返済義務のある借金であることは確かです。
学生に奨学金を貸与することで知られる日本学生支援機構は、公式サイトに「3ヶ月以上の延滞で信用情報機関に登録する」と明記しています。該当する覚えがある人は注意しましょう。
審査に通らなかったらどうしよう?しばらく申し込みを控えよう
さまざまな理由が原因で、どうしても審査に通ることができなかったという人もいるでしょう。原因が分かっているのであれば、次の申し込みに備えて準備を進めておくことをおすすめします。
情報が消去されているかどうかを確認するためには、自分で信用情報をチェックしてみるのがもっとも手っ取り早い方法です。
- 信用情報機関に開示請求をする
- パソコン、スマートフォンからも請求可能
- 開示手続きには500円~1000円の料金がかかる
本人や代理人に限り、自分の信用情報を参照することができます。手数料を用意し、開示請求をおこないましょう。
早ければ半年、内容によっては削除まで数年の期間が必要です。この期間中はカードローンの審査に通ることは難しいと考え、新規の申し込みを控えておくと良いでしょう。
初心者でも安心!おすすめのカードローン!
信用情報にとくに問題がない、ほかの心配もクリアできている…という人なら、カードローンの申し込みをしても審査の通過率が高いと考えられます。
大手はカスタマーサービスが手厚く、スタッフの教育も行き届いています。まずは初心者も安心して使える大手のブランドでカードローンデビューをしてみてはいかがでしょうか。
【おすすめの大手3社】プロミス、SMBCモビット、アコム
大手の中でもとくにおすすめしたいのは、プロミス、SMBCモビット、アコムの3つです。この3つのブランドは毎年の利用者アンケートでもつねに上位に位置しており、初心者対応も高く評価されています。
項目 | 内容 |
---|---|
プロミス | 金利:4.5%~17.8% 利用限度額:最大500万円 特徴: ・30日間無利息サービス ・web契約なら最短即日融資可能 ・ポイントサービスあり |
SMBCモビット | 金利:3.0%~18.0% 利用限度額:1万円~800万円 特徴 ・プライバシー重視 ・web完結申込がおすすめ ・三井住友銀行内のローン契約機で申し込み可能 |
アコム | 金利:3.0%~18.0% 利用限度額:1万円~800万円 特徴 ・30日間金利0円サービス ・在籍確認に不安があれば個別相談可能 ・初心者からの評価が非常に高い |
3ブランドにはいずれも特徴があります。自分が求めるサービスを提供しているブランドを選択すると、審査に通過したあとに気持ちよく使えるでしょう。
30日間金利が0%、つまり利息が0円になるサービスを打ち出しているプロミスとアコム、web完結申込でweb上ですべての手続きを終えられるSMBCモビットと、借入をしたいときには嬉しい特徴をそれぞれ持っています。
不安や疑問が残る…そんなときにはスタッフに相談を!
「それでもどうしても不安」「本当に申し込んでいいのだろうか」「ほかにも不安が…」ということもあるかもしれません。そんなときには直接、各ブランドのカスタマーセンターに問い合わせをしてみると良いでしょう。
申し込み前に相談することにより、自分の審査通過確率を予測することができます。申し込み前の相談であれば審査への影響もありません。
相談というとどことなく腰が退けるかもしれませんが、どのブランドでも必ず真摯に対応してくれます。疑問を有耶無耶にしたまま申し込みをして、返済事故を起こされてはブランド側も困るためです。
「分からないことは相談」、これを心掛けてみれば、初心者でもカードローンの申し込みをスムーズに済ませることができるでしょう。
おすすめは大手!申し込みのコツを掴んで審査通過を目指そう
審査に通らない人は必ず原因があります。そしてその原因はあまり多種類ではありません。申し込みをするとき、その原因に該当しないように気を付けておけば、審査の通過確率を上げることができます。
審査でとくに重要視されるのは、過去の金融商品の利用履歴を示す信用情報です。
この信用情報に大きすぎる傷があれば審査で不利になりますし、審査通過確率が一気に下がってしまうことも否定できません。申し込みをする前にチェックしておいたほうが良いでしょう。
また、初心者の申し込みは大手のカードローンブランドが向いています。それぞれ初心者に配慮したサービスやシステムを用意しており、事前相談にも力を入れています。ぜひ申し込み先の選択肢に加えてみてくださいね。
※記載の情報は2021年7月現在のものです。